御泉水自然園(2020年10月中旬)

長野県北佐久郡立科町にある御泉水自然園に紅葉を見に行きました。
ビーナスラインからも近く、白樺湖や女神湖の東側、蓼科山の中腹にあります。
標高1830mにあり、一足早く紅葉も見ごろのようなので、紅葉を見に行きました。

入場料はおとなひとり300円です。
女神湖の近くにある、蓼科ふれあい牧場のあたりから、ゴンドラリフトに乗って行く場合は、入場料とゴンドラリフト往復のセット券が1000円です。
蓼科スカイラインを上がっていき、直接に御泉水自然園に行くこともできます。
無料の駐車場が100台分くらいでしょうか。その場合は、入場料300円のみとなります。

こちらがゴンドラリフトの山麓駅があるあたりです。
草原の斜面の上をゴンドラリフトがあがっていきます。

 

直接車で行く場合は、ゴンドラリフトの山麓駅を通り過ぎ、蓼科スカイラインをあがっていきます。
これは帰りに撮った写真ですが、このあたりもすでに木々が色づいていてきれいでした。

 

駐車場につきました。

 

道路の先には冠雪した蓼科山がそびえていました。

 

こちらが駐車場からの入り口となるビジターセンターです。
ここで入場料を払い、地図をもらいます。そして係の方が道について説明してくれます。

 

ビジターセンターから、地図での下側は平坦な道、地図での上側は斜面もあるトレッキングコースとなります。
上側のトレッキングコースも行く予定であると伝えると、係の方がおすすめの道を紹介してくれます。

まずは、平坦なエリアの方から行きました。拡大地図のある方です。

木々がいっぱいの爽やかな遊歩道で、さっそく真っ赤に紅葉したカエデの木がありました。

 

見事に鮮やかな赤に紅葉していました。

 

陽に透けて輝くのがまた美しいです。

 

 

少し進むと、木道の入り口のあるところは開けていて、蓼科山がよく見えました。きれいな形です。

ここから木道に行くこともできますが、奥まで一気に行く直線の遊歩道を先に進みました。

緑の木と、赤や黄色に紅葉した木々が並んで、カラフルな遊歩道になっていました。

 

黄色と黄緑色、グラデーションのようできれいです

 

カナダとか北欧とかの外国にいるような、爽やかな森の散歩道です

 

 

看板には高山植物園と書いてあって、ここからも脇の遊歩道に入れますが、まっすぐ奥に進むことにしました。

 

ここのカエデもきれいに色づいていました。青空に赤が映えます。

 

遊歩道を先まで歩き、いったん御泉水自然園を出ると(再入場できます)、ゴンドラリフトの山頂駅があり、そのすぐ横に女神のそらテラスがあります。
ここは素晴らしい展望が開けています。

 

イスやハンモックが置いてあり、自由に使えます。
広い空と、山々の美しい風景を見ながら、ハンモックでのんびりと過ごせます。

 

女神湖が見えます。女神湖の周囲などに、紅葉の木々も見えます。
この風景は、夏は見られない、秋の特別な風景ですね。

 

遠くには、冠雪した北アルプスが見えます。雲の上にちょっと白い山々が見えるのがわかるでしょうか。
写真ではわかりにくいですが、肉眼でも白い北アルプスの山々が見えました。
冠雪した北アルプスが見えるのも今の時期ならではですね。

 

ゴンドラリフト山頂駅の横には、幸せの鐘と、蓼科山が見えます。

 

女神のそらテラスから、御泉水自然園に再入園し、遊歩道を戻ります。
行きは、奥まで一直線の遊歩道を通りましたが、帰りは、横にそれて森の中へ入る遠回りの遊歩道を歩きました。
落ち葉がいっぱいの森の中の遊歩道を歩きます。

 

見上げると、高い木々が重なります。

 

緑、黄色、赤のカラフルな木々の世界です。

 

青空と木々の組み合わせが美しいです。

 

カナダの森、って感じがします。行ったことないけど(笑

 

色づいた葉の美しいこと。

 

緑と黄色、オレンジ、赤、全部あります。

 

 

蓼科山湧水水汲み場のあたりには、小川もあります。

 

木々の間を流れる小川、爽やかな風景です。

 

 

御泉水池を渡る、木道の方に進むことにしました。正面には蓼科山です。

 

池と木々の美しい景色です。

 

 

木道沿いの看板に書いてある、数字の順路通りに進んで行きました。
はじめは白樺の木々のある開けた場所です。

 

少し行くと、今度は緑の木々が鬱蒼とするエリアに入っていきます。
地面には苔がいっぱいです。

 

苔にスポットライトのように光が当たっていました。

 

神秘的な風景です。白駒の池もこんな感じでした。(白駒池の記事はこちらです)

 

 

鬱蒼としたエリアを抜けると、また明るい森に出ます。

 

黄葉の木々を見ながら、木道の道を歩きます。爽やかな風景です。

 

 

 

 

ビジターセンターまで戻り、蓼科スカイラインを渡って、次は御泉水の森の方に行きました。始めに出した地図の、上側の方です。
蓼仙の滝を目指しました。

 

こちらは、木々がいっぱいの山道です。高低差も100mくらいはあるトレッキングコースです。

 

ビジターセンターの係の方おすすめのルートを行くことにしました。
行きは、そのまま直進する最短の道で、帰りは地図の左にある、小鳥の径を戻るルートです。

 

行きは、蓼仙の滝までずっと下りです。丸太階段をひたすら下ります。
周囲は木々がいっぱいで鬱蒼としています。

 

振り返ったところです。こんな感じでひたすら下ります。

 

突き当りの休憩所まで来たら、右に曲がり、さらに少し下ると滝に着きます。

 

蓼仙の滝です。そんなに大きな滝ではないです。
ここまでは木々と土の道だったのに、このあたりだけ急に岩だらけです。

 

ビジターセンターに戻ります。帰りは小鳥の径で戻ります。
休憩所のあるあたりは、黄葉がいっぱいで美しい道でした。

 

 

 

 

小鳥の径は、少し長くはなりますが、丸太階段ではなく、緩やかな坂道で、行きに比べてだいぶん楽に感じました。
黄葉など木々の美しさを楽しみながら戻りました。

所要時間は、ビジターセンターから女神のそらテラス方面のエリア(地図でいう下側)一周で1時間ほど、ビジターセンターから蓼仙の滝へ往復(地図でいう上側)で1時間ほどです。

黄葉、紅葉、そして苔や草や針葉樹などの緑と、カラフルな世界を楽しめました。
標高も高いので寒かったですが(防寒具必須です)、爽やかな森林散歩を楽しめます。
木の種類については詳しくないですが、関西の平地や山にある木々とは違う種類の木がいっぱいで、普段とは違う世界でした。
そのあたりが、カナダや北欧のような緯度が高い国の森のように感じられた理由でしょう。
女神のそらテラスからの展望も素晴らしかったです。
夏の信州ももちろん爽やかでいいですが、秋の紅葉の季節もまた素晴らしい、どの季節もやっぱり素晴らしい信州でした。

ウェブサイトはこちらです
https://shirakaba-kogen.jp/gosensui/