赤沢自然休養林(2022年10月下旬)

長野県木曽郡上松町にある、赤沢自然休養林へ紅葉を見に行きました。
こちらは標高1080m以上の山中にある森林で、整備された散策路があります。
江戸時代は尾張藩の保護にあり、今は国有林と歴史ある森林です。
森林浴という言葉の発祥地でもあります。
木曽ヒノキを中心とした針葉樹林がメインですが、紅葉もあるので、今回は紅葉のタイミングで行ってみました。
標高が高い山の中なので紅葉の時期は少し早めで、例年10月下旬くらいからのようです。

入場料は無料です。
駐車場料金が普通車で600円かかります。
開園時期は毎年ゴールデンウイークあたりから、11月上旬までと決まっているので注意してください。

駐車場の近くにあった看板です。

 

駐車場のあたりには、レストランや木曽ひのきを使ったおみやげ屋さん、案内所などが並んでいます。
その日の見どころを書いたホワイトボードもありました。

 

このあたりに真っ赤なもみじが何本かあって、見ごろでした。

 

橋を渡って、店などが並ぶ道の反対側へ行ってみました。

ちなみに、散策路はいくつもあって、時間や体力などに合わせて選べます。
散策路についてはこちらをご覧ください。
今回は、「ふれあいの道」を通って奥まで行き、帰りは「中立コース」「向山コース」を通ってスタートまで戻り、そのあと別方向へ行く「渓流コース」を歩きました。
結論からいうと、紅葉を楽しむには「ふれあいの道」と「渓流コース」がよかったです。
さらにプラスしたいなら「向山コース」がいいかなと思います。

さて、橋の付け根あたりも紅葉がきれいでした。

 

 

紅葉を楽しみながら木道を歩いていきます。

 

 

まず「ふれあいの道」で森林の奥の方へ進みます。この道はバリアフリーの道なので、高低差もあまりなく、木道が整備されていて歩きやすい道です。

 

赤や黄色の紅葉を見ながら歩くことができます。

 

 

 

川ともほぼ並走しています。川と紅葉の組み合わせがまたいいですね。

 

いろんな木の紅葉を楽しみながら歩きます。

 

 

横に線路があります。ふれあいの道とほぼ並走するトロッコで、料金はかかりますが、歩かずトロッコに乗って奥まで行くこともできます。

 

 

これはベニマンサクという木だったと思います。
紅葉と花(ピンクの小さな花)が同時に見られる珍しいものだそうです。

 

奥へどんどん歩いていきます。

 

 

ちょうどトロッコが走っていきました。

 

川と紅葉が美しい風景です。

 

 

ふれあいの道の終着点まで来ました。トロッコの終着点でもあります。
自然いっぱいですが、この道はすべて木道が整備されているのでとても歩きやすいです。

 

 

川べりまで下りられるようになっていたので、下りてみました。

 

川と紅葉の、自然いっぱいの美しい風景です。

 

 

帰りは、しばらく「ふれあいの道」を戻ります。
その途中で、伊勢神宮御神木伐採跡を見るために寄り道しました。
ちょっとブレてしまいましたが、こちらです。

伊勢神宮の神の宿るご神体を安置するための木を伐採した跡だそうです。

ふれあいの道の途中から中立コースへ入りました。
ふれあいの道以外は、木道ではなく普通の土の山道です。そして登ったり下りたりがあります。
ですので、ふれあいの道以外を歩く場合は、登山靴を用意することをおすすめします。
中立コースでは黄葉を楽しめました。

 

 

 

たまにこんな物が道沿いにあります。
金属を金属の棒で叩いて音を出すもので、クマなどの野生生物に人間がいることを知らせるためのものです。

 

中立コースの途中から、向山コースに入りました。
こちらも中立コースと同じでアップダウンのある山道です。
途中で川を渡ります。さわやかです。

 

 

 

向山コースの途中に、乗鞍岳展望と書いた場所がありましたが、うっそうとして何も見えませんでした(笑
昔は見えてたのかもしれませんが、木々が成長して見えなくなったんでしょうね。
入口でもらったマップにも見晴台と書いてありましたが、展望はありませんのでご注意ください。

 

木曽駒ケ岳眺望と書いていた場所からは、少しだけこんな感じで見えました。

が、木曽駒ケ岳に関しては、県道473号を通って帰る時の方が、中央アルプスが目の前に大パノラマで見えてよほど迫力のある素晴らしい景色でしたので、この眺望のためにわざわざこのルートを選ぶ必要はないと思います。

このあたりは地面に落ちた紅葉がなんともきれいでした。

 

ここだけ木々の間から一直線に奥まで見えて不思議な雰囲気でした。

 

向山コースで戻って、スタートの駐車場あたりに戻ったので、次は逆方向へ進む渓流コースを歩きました。
渓流コースという名前の通り、川に沿って歩く道です。
こちらはもみじが多く、紅葉がきれいでした。

 

 

 

 

神秘的な雰囲気ですね~

 

渓流コースは、途中で川をまたぐ橋を渡って、行きと反対側の川べりを歩いて帰るコースになっています。
この帰りの道は、赤沢自然休養林に向かう車道と同じです。
なので、来る時に車窓から見ている景色ということになります。

 

車窓から見ている時も、きれいな景色だと思っていましたが、やっぱりきれいですね。

 

紅葉のもみじに陽が当たって輝いていました。

 

こちらは赤、黄色、緑と色とりどりで美しいです。

 

 

美しい紅葉を見ながら車道を戻っていきます。

 

 

 

 

 

今回のルートで、4時間ほどこちらにいました。
ふれあいの道の往復だけなら、1時間くらいでしょうし、トロッコに乗ればもっと短いと思いますので、時間と体力に合わせて、いろんな散策の仕方ができると思います。
作られた庭園ではなく、木曽ひのきを中心とした山なので、紅葉一色ではなく、緑の木々の中に紅葉や黄葉がある、という感じです。
さわやかな秋の森林浴ができました。

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