滋賀県高島市にある、赤坂山に登りました。
メタセコイア並木で最近有名なマキノのあたりにあり、「高島トレイル」と呼ばれる縦走路にも含まれる山で、標高は823.8mです。
展望もよく、琵琶湖が見えるほか、登山道からは日本海も見えます。
今回は、日帰り温泉施設もあるマキノ高原からスタートして、寒風へ登り、そこから赤坂山まで高島トレイルにも含まれる尾根を歩き、粟柄峠からスタート地点のマキノ高原に戻るルートを歩きました。
マキノ高原には、登山者用の無料駐車場が何か所かあり、満車になることはないと思われるくらいの台数分あります。
駐車場から山の方へ歩いて行きます。
写真右手の建物は、「マキノ高原温泉さらさ」です。日帰り温泉で、登山後に汗を流すのにぴったりです。
広い芝生があり、手前はグラウンドゴルフ場、奥はキャンプ場になっています。
冬はスキー場になります。
グラウンドゴルフやキャンプの人たちを横目に見ながら、左手奥の方へ進みます。
左端の方に、寒風方面の登山口があります。
まずは、スキーの場の斜面を登って行きます。これがなかなかの急坂で、ハードなスタートです。
斜面上の方から振り返ったところです。先ほどの広い芝生が見えています。
斜面上の方まで来たところで、左の草むらの方へ登山道が続いています。
スキー場斜面とうってかわって、鬱蒼とした登山道になります。
どんどん登っていきます。道ははっきりしているので迷うような感じではありません。
途中で、丸太ベンチのある、少し展望のきく休憩所があります。
琵琶湖が見えています。有名なメタセコイア並木も見えます。
先程のグラウンドゴルフ場の芝生や、「さらさ」温泉も見えます。
休憩所からさらに登っていくと、次第に明るい森になってきます。
黄葉もはじまっていてきれいでした。
このあたりは同じ種類の、きれいな木が多かったです。名前はわかりません・・・
展望が開けてきたら、寒風まであと一息です。このあたりは赤茶色に色づいている木が多かったです。
寒風に到着しました。標高は今回最高の853.8です。実はこれから行く赤坂山より標高が高いです。
ここからは大展望が広がります。東、琵琶湖方面です。メタセコイア並木も見えています。
南方面です。ここから登山道を進むと、大谷山に着きます。
北方面です。これから行く赤坂山の方面です。赤坂山の奥に三国山も見えています。
赤坂山への道は、寒風から北ではなく西の方に続きます。下の写真の場所から先へ進みます。
寒風からしばらくは樹林の中ですが、しばらく歩くと、展望の開ける場所に出ます。
この草原地帯を進みます。広々として、非日常感がすごいです。
左を見ると、山の間からなんと日本海が見えます。
写真ではわかりにくいですが、青々として美しい海です。
右側は山々が連なります。
ただ、この場所は風が猛烈です。日本海からの北風が通る道なんでしょう。
風がきつすぎて木々も生えられず、草原になっているものと思われます。
ウインドブレーカーなどの上着を着て、気を付けて進んでください。
少し進んで振り返ったところです。草原の三角山から下りてきました。
まだ日本海が見えます。
これから行く先が見えています。山頂あたりが影になっているのが三国山、その手前に赤坂山があります。
見晴らしのいい草原を進みます。
右手には琵琶湖が見えています。琵琶湖と日本海が見えるという、おもしろい山道です。
草原から樹林帯に入ります。確か、途中2回ほど樹林帯に入ったと思います。
黄葉していてきれいでした。
樹林帯を抜けると、また展望がよくなります。
写真真ん中あたりにある草原の尾根を進み(道が見えていますね)、写真左の方にある、斜面が白っぽいピークが赤坂山です。
草原の尾根はこんな感じの道です。空が広くて気持ちのいい道です。
周囲の山々の風景を見ながら進みます。
いよいよ赤坂山が目の前に見えてきました。送電線の列が2列あり、その向こうです。
赤坂山の下の方まで来ました。斜面が白っぽく見えたのは、ススキだったんですね。
粟柄峠では道が2手に別れていて、ひとつは赤坂山へ登る道、もうひとつはマキノ高原へ下山する道です。
まず赤坂山へ登り、帰りはこの粟柄峠まで戻って、下山の道を行きました。
ちなみにこの近くには、福井県側へ下りる道もあります。
粟柄峠から赤坂山を登って振り返ったところです。ススキの間を行く登山道を登っていきます。
赤坂山山頂まであと少しです。
山頂に着きました。少し広くなっていて、休憩できますが、ここも福井県側からの風がすごかったです。
登ってきた道を振り返ったところです。一面のススキの海ですね。
ススキの向こうに、琵琶湖も見えています。
東側の山並みです。うっすらと伊吹山も見えていました。
空気が澄んでいるときは、白山も見えるそうです。
北側、三国山です。この山は紅葉で山全体が赤っぽく見えてきれいでした。
西側、福井県の方向です。ここからは日本海は見えませんでしたが、山々が連なるいい景色でした。
下山は、先ほどの粟柄峠まで下り、そこからマキノ高原方面の下山道を行きました。
この道は、昔から福井県と滋賀県を結ぶ道として利用されていた歴史ある道だそうです。
基本的に、鬱蒼とした道です。
東屋のあるブナの木平まで来ました。このあたりからも展望がよかったようですが、今は木々が成長して展望はあまりありませんでした。
鬱蒼とした登山道をどんどん下りて、最後は結構急な丸太階段になります。
写真の上の方に見えている、草原の斜面は、登りの時に歩いたスキー場の斜面です。
丸太階段地獄を抜けると、マキノ高原のグラウンドゴルフ場とキャンプ場があった芝生に戻ります。
このルートで、所要時間は5時間ほどです。
赤坂山だけ行くのであれば、帰りの粟柄峠への道を登って戻るのが最短にはなりますが、寒風から赤坂山への尾根道は、琵琶湖と日本海が見える展望のすばらしさで、遠回りしてでも行く価値があります。
ただ、西高東低の気圧配置の時期は、日本海から吹きすさぶ風が強烈ですので、ご注意ください。
下山してすぐに日帰り温泉があるのも魅力です。
さっぱりして温まって帰りました。
ウェブサイトはこちらです
http://makinokougen.co.jp/publics/index/47/