滋賀県と三重県の境目にある鈴鹿山脈の中の、鈴北岳と御池岳へ行きました。
御池岳は鈴鹿山脈最高峰の1247mで、山頂あたりが比較的平坦で広い、テーブルマウンテンになっているのが特徴です。
鞍掛トンネルの滋賀県側の駐車場からスタートし、鈴北岳、御池岳、ボタンブチのあたりを周遊して御池岳からは行きと同じ道で帰りました。
鞍掛トンネルの滋賀県側と三重県側それぞれに無料の駐車場があって、今回駐車した滋賀県側は20台分くらいでしょうか。
ただ、登山日和の土日は早朝に満車になるようですので、ご注意ください。
駐車場です。平日なのでまだ余裕がありました。
このすぐ横にもう鞍掛トンネルの入り口があります。
駐車場の奥に登山口があります。
登山口からしばらくは薄暗い杉林が続きます。暑い時期はヒルが出そうな気配がぷんぷんします。暑い時期には絶対来たくありません!
鉄塔下を通り過ぎ、行き違いできるかな?というくらいの斜面の細い道を抜けると、鞍掛峠に到着です。
ここは十字路になっていて、ここから北は三国岳へ、南は鈴北岳へ、東は鞍掛トンネル三重県側駐車場へ、西は鞍掛トンネル滋賀県側駐車場へ、となっています。
小さなほこらのある鈴北岳方面へ進みます。看板もあるのでわかりやすいです。
ここからは尾根道になります。写真では細い道に見えますが、危険な感じでは全然ありません。怖がりの私が言うので間違いありません。
しばらくは木々の多い道を行きます。鉄塔の下を一度通ります。
鞍掛トンネル滋賀県側から行くと、鉄塔の下を合計2回通ることになります。
木々の多い道をしばらく歩くと、木々がなくなり一気に視界が広がる場所に出ます。
登山道の両側は苔が広がります。
苔のじゅうたんの向こうには、三重県の田舎の集落町が見えます。
高度があがってきて、遠くの山々も見えてきます。北には霊仙山が見えます。
苔の緑のじゅうたんもきれいです。
帰りも同じ道を通ったので、ここからは帰りに撮った写真もあります。
帰りの方が天気がよかったので、帰りの写真多めです。
高度がぐんぐんあがって、山々が連なる風景がきれいです。
東側には三重県の田舎の集落町(しつこい)がよく見えてきれいです。
どんどん進みます。このあたりは木々がまばらで、苔や草原なのでとにかく展望がいいです。
前に見える雄大な山が鈴北岳です。あの上まで行きます。
小さなピークを上がったりおりたりします。
来た道を振り返ったところです。一番手前のピークに歩いてきた登山道が見えますね。
こんな広々とした雄大な景色を見ながら歩けます。やっぱり尾根道最高です。
振り返ると、下の方に、スタートした鞍掛トンネル駐車場のある国道306号が見えます。
山の中腹に、蛇のようにうねうねとする白い道が国道306号(滋賀県側)です。たまにある土砂崩れ防止のコンクリートが、白蛇のおなかが膨らんでるみたいです。
あの道沿いにある駐車場からここまで、1時間くらいで来れるんだから、人間の足って案外すごいです。
ここらへんは帰りの写真なので、振り返った方向の写真ばかりですが、最後の斜面です。あともう一息で鈴北岳山頂です。
あの先が山頂です。
ついに鈴北岳山頂です。360度展望です。これは北側です。霊仙山や伊吹山が見えます。
西側には琵琶湖が見えます。
東には、三重県の集落、そして遠くには恵那山や、冠雪した御嶽山が見えました。
足元にはこれから行く御池岳方面への登山道が続いています。
丸い山が今から行く御池岳です。丸いので、別名「丸山」なんでしょうね。
南を見ると、平坦な広場が見えます。
鈴北岳山頂から、御池岳方面への登山道を進みます。
さっき歩いていた、鈴北岳山頂への尾根道が横に見えます。登っている人もいますね。
鈴北岳山頂から見えた平坦な広場が目の前に見えてきました。
苔と草がメインの平な場所です。これが「日本庭園」と呼ばれている場所かな?
木々はまばらで、所々に石があって、まさに枯山水の庭園のようです。
これ完全に自然に配置された石だけど、「これは京都の庭園の写真です」って見せたら、それっぽい人が「この石の配置は宇宙を表している」とか言いだしそう。
鈴北岳山頂を振り返って見たところです。広々としたいい景色です。
御池岳山頂へ向かう道です。草原の中を進む感じですね。
この先は所々に池のある谷間を進む感じです。
直角に曲がって御池岳方面へ。道標は整備されています。
木々の多い道をしばらく進むと、御池岳山頂に到着です。
が、ここは展望もあんまりで、この先の方が絶景なので、写真だけ撮ってさくっと進みます。
御池岳山頂から南方面へ行く道を進みます。石の多い足場の悪い道を進みます。くだりになります。
だんだんと木々が減ってきて、展望が開けてきます。
広い草原になってきます。素晴らしい風景です。
左手には丘と青空がさわやかです。
右手には琵琶湖が見えてきます。
天狗の鼻と呼ばれるところまで来ました。写真手前の石の下は崖です。
目の前には鈴鹿の山々が下に見えます。南向きなので逆光ですし、写真ではわかりにくいですが、すごい迫力です。
勇気のある方は崖の下をのぞきこんでみてください。私は嫌です。
崖から右を見ると琵琶湖が見えます。
左手(東の方向)を見たところです。崖のふち沿いに道が続いているので行ってみます。
崖の後ろ(北側)は草原の穏やかな丘陵です。
崖のふち沿いに歩き、ボタンブチに着きました。
ここからも鈴鹿の山々の迫力ある景色が見えます。
この下も崖です。勇気のある方はのぞきこんでみてください。
落ちたら即死です。知らんけど。
ボタンブチからさっきまでいた天狗の鼻の方向(西の方向)が見えます。
あんな崖の上にいたんですね~
ちょうど人がいますが、人があんな豆粒に見えるのに崖はまだまださらに下まで続きますからね~
火曜サスペンス劇場のロケ地にどうでしょうか。
東側の景色も素晴らしいです。
ここからは、崖とは反対方向(北側)の丘へ登ってみることにしました。
山の上とは思えない、優しい草原の景色です。
周囲の爽やかな草原の景色を見ながら丘を登ります。
丘の上に着きました。丘の上にも尾根道があり、道標もあります。丸山方面が帰り道ですが、さらに奥の平方面へ進んでみました。
丘の上からは北方面への視界も開けました。
少し歩くと奥の平へ着きます。
ここも爽やかな草原が広がっています。
東方面の視界が開ける場所まで行ってみました。ここも360度展望です。
これは東の方向。遠くには伊勢湾が見えます。
北の方向。うっすらと岐阜の町も見えました。
北西の方向。霊仙山が見えます。
ここからさらに奥(東)へテーブルランドは広がっていて、行きたいのはやまやまなのですが、時間も遅くなるので帰ることにしました。
今度はもっとスタートを早くして、奥までぐるりと回りたいですね。
写真は帰り道の方向です。帰りは、丘の上の尾根道を行くことにしました。
林の中の道へ入っていく直前に振り返ったところです。
こんな広々とした丘の上の道を歩いてきました。
ここから御池岳山頂へ戻り、あとは来た道と同じ道を戻りました。
全部で(休憩も含んで)所要時間は5時間ほどです。
鞍掛峠から鈴北岳への尾根道、日本庭園、ボタンブチ周辺と、絶景のオンパレードで、しんどい思いをしても行く価値ありです。
それだけに人気で、特に土日の駐車場争いは熾烈なようですので、ご注意ください。
今回は紅葉にはちょっと遅い時期でしたが、紅葉の時期と早春の花が咲く時期も人気なようです。